パッシブ技術研究会9月の勉強会は弊社2物件の見学とシステム説明を弊社コンセプトハウス「わたしのおうち」で開催された。その後実際にお住まいになられているお客様2件を訪問し、その後参加各社の取り組み状況と、意見交換を行った。
パッシブ換気は冬期においては温度差によりエネルギーを使わずに換気が行われる方式だが、中間期~夏期に掛けては3種換気による方式に切り替えます。
昨今の猛暑・多湿の外気を取り込んでしまうと居住環境としてはエアコンに頼らなければならないが、除湿と共に室温が下がりすぎてしまう問題が発生してしまう、梅雨・夏期の湿気問題にどう取り組むかが今回の勉強会のテーマ。
そのために室内に取り込む新鮮な空気の湿度を取り除いてから室内に取り込むことが重要になってくる。
今回見学していただいた物件は2件有り、1件目はパッシブ換気であるが夏期はパッシブ換気の排気口を吸気口としてロフトに設置したエアコンにて即時除湿して冷やして空気をばらまくイメージです、肝はリターンいかに効率よく室内の湿気をロフトエアコンに回収させるか。夏期平均室温26~7℃ 湿度9~11g/kg
2件目は、昨年ダイキンより発売されたサラビアという第一種熱交換換気扇に800Wの小型エアコンが合体した製品を採用した現場だ。
こちらは、夏の熱負荷を800Wの熱交換器ではまかなえない部分を2.2KWのロフト設置エアコンでバックアップし室内どこでも24~5℃ 湿度11~2g/kg
福岡・島根・福井・高知と遠方・近県より17名の熱心な会員が集まり予定していた時間も足りないくらいでした。
勉強会終了後は渇いた喉を潤すビールと美味い肴。こちらもあっという間に時間は過ぎてゆきました。
次回は岐阜 凰建設さんのパッシブ換気住宅を見学をさせて頂きに行く予定です。