2016年10月12日に埼玉で発生した地中埋設のケーブル火災は首都圏58万戸に停電をもたらした。
その中には霞ヶ関を含め国の中枢機関も含まれていた。
使われていたのはOFケーブル(Oil filled Cable) 地中には50万ボルトから5万5千ボルトまでの送電線(http://www.tepco.co.jp/…/electricity-su…/operation/line.html )が埋設されており今回は何万ボルトかは知りませんが改めてヘェ!と驚きです。
何せ普段見る高圧線の鉄塔でさえ町中のは6万6千ボルトですから。
今回知ったことは布設されて35年のため劣化とか言われておりますが、住宅の場合はどうなの?
私は以前、築40年位の住宅の電線ケーブルから油がにじみだしている現象を見たことがあります。
ちなみに(一社)日本電線工業会によると住宅で使われているケーブルの場合屋内で20-30年、 屋外で15-20年と耐用年数の目安( http://www.furukawa.co.jp//catalogue/pdf/densetu/pdf/furok… )となっております。
ひょっとすると耐用年数を過ぎた場合は宅内で今回のような火災が発生するかもしれませんね。
長期優良住宅を設計する場合30年はともかく50年程度経過した場合の電線の交換を含めた計画が必要ですね。
ケーブルで検索していたら面白いマップが、世界の海に布設されている海底ケーブルのマップ( http://submarine-cable-map-2013.telegeography.com/ )だ、電力用・通信用と色々布設されている、またそのケーブルのごっついことに驚きです。