日本で2番目に暑い町、熊谷に建つQ1住宅はそろそろ引渡になります、梅雨も明けたのか先週金曜日から気温が急上昇しました。
土曜日に見学と床下清掃のため暫く窓を開けて外気を取り入れてしまった、その後日・月・火曜と35℃以上実際は40℃近くの外気温の中、きっと大変な温度になっているかと恐る恐る、現場がどうなっているのか測定器を設置に訪れてみた。
屋根はすでに70℃超え!!
現場到着が13:00頃外気温は40℃を超えていた、鍵を開け玄関に入ると、涼しい室温は30℃程度だ、なぜ3日半も日中40℃夜間30℃という中で窓からの日射熱も受け入れながら30~31度という温度を保てるのか? サーモカメラの画像から見えない物が見えてきた。
今回 4台のデータロガーを設置しました。温度のばらつきを確認してみると0.5℃程度の誤差があります。許容範囲として良しとしました。
外気温度の設置場所
室内はFL+1,000
この現場、基礎断熱で床下暖房の家です、基礎の外部立ち上がりは内部外部とも断熱材が貼られているがベタ基礎底盤下には断熱材を入れていない。
そのため地熱の恩恵を受けベタ基礎の表面温度は、本日現在で26℃、床表面温度は約29℃早速データロガーを仕掛けて測定を開始しました。
床下点検口 コンクリート面の温度も測定いたします。
床下通気ガラリ
室内温度と床下温度の変化がどの様に変化して行くのか今後が楽しみだ。
外気温 ウッドデッキ温度
室内温度分布 床上面29.3℃ 室温30.5℃ 床下温度26℃
天井付近温度30.9℃ 天井面も同温度
屋根・外壁からの熱の侵入と、窓からの熱の侵入、それに対して地熱により冷やされたベタ基礎のコンクリートの蓄熱量、温度測定する限り約5-6℃の温度差がありそのために30℃という温度をキープしていると思われる。
また、先日行った気密測定の結果はC値0.09という素晴らしい結果が出た、また躯体性能もUA0.3という断熱性がこの様な微少なエネルギーのやりとりを可能としているのだと思われます。