リノベーション
インスペクター ✕ 最高の大工
そもそもリノベーションってなんだろう?
中古住宅をきれいにするという意味では、リフォームもリノベーションも同じに見えますが、「リフォーム」とは老朽化した建物を建築当初の性能に戻すことで、「リノベーション」とは建物の元々もつ性能以上に新たな付加価値を再生させることを言います。
信頼できるホームインスペクターがいるか
建物の構造に全く関係のないクロスの張り替えや水廻りの交換は比較的誰でもできますが、リノベーションとなるとインスペクター(既存住宅現況検査技術者)の資格を持っているかどうかが一つの信用できるかどうかの判断基準になります。
資格が無くても構造の知識、経験が豊富な方もいらっしゃるかと思いますが、リノベーションに入る前には必ず信頼できるホームインスペクターに購入する家を見てもらう事をおススメします。
リノベーションを選択された方の理由
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先祖代々の家を大切にしたい
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中途半端な新築よりも同じ予算でしっかり建てたい
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見た目よりも耐震・断熱性能など中身を大切にしたい
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どうしてもこの場所に住みたい
当社へリノベーションの依頼をされるお客様の理由は様々ですが、驚く事に工務店に相談したが
「新築や小さなリフォームはできても、リノベーションはできないから」というものもあります。
これは、家の構造を理解しホームインスペクション(住宅診断・住宅検査)ができ、且つその施工を行うことができる大工さんがいる会社でないといけないからです。
リノベーションができる工務店の条件
誰もができるわけでは無いから価値がある
新しく家を建てたいとお考えの方がいらっしゃるのと同じように、家をよみがえらせたい(リノベーションしたい)とお考えの方もいらっしゃいます。
しかし、ハウスメーカーや工務店からすると、新築の方がやりやすく、それでいて高い金額をいただけるので、どちらかというとリノベーションは好まれません。それ以前に、技術的に「できない」という工務店があるのも事実です。
まだまだリノベーションというものはリフォームの延長だと思われている方もいらっしゃるかも知れません。しかし、これから先限られた資源の中「モノ」を大切に使う時代が来る事を願い、私たちは埼玉を代表するリノベーション会社を目指して参ります。これまで学んできた知識、経験を踏まえ、ここではリノベーションができる工務店の条件をお話しします。
インスペクター✕最高の大工が絶対条件
新築の場合はプレカット工法などで誰でも同じように家を建てる事ができますが、リノベーションはそうはいきません。
まずホームインスペクター(住宅診断士)と呼ばれる専門家が住宅全体の劣化状況や欠陥の有無を目視でチェックし、メンテナンスすべき箇所や、おおよその費用などを「中立な立場」でアドバイスします。高い知識と倫理観が必要で、この資格をもつために2009年より国として試験が実施されるようになりました。もちろん私たちはこの資格をもっております。
工事着工前にしっかりとインスぺクションを行っていないと、実際に工事を開始してから追加費用が発生するというような事態になってしまいます。そして大工も同じです。柱を一本抜く、柱を残して土台を交換するなどは誰もが出来る仕事ではありません。
経験と技術をもったインスペクターと大工がいることがリノベーションを行う上での絶対条件になります。
リノベーションの流れ
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展示場へ遊びに来てください
私たちの想いが詰まったコンセプトハウスです。木をふんだんに使った内装、遊び心のある間取り、「このままそっくり同じのを作って下さい!」と言われた事もある家です。きっと本当に快適な家がどのようなものなのかをご体感いただけるかと思います。
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建設会社の決定
具体的に家を考え始めたら、1社ではなく他にも何社かご覧になることをおススメします。施工実績を見た素直な感想、担当者との話しやすさ、全てお客様の直感でお選びください。
その中で当社をお選びいただければいよいよ具体的に話し合いを進めましょう!
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インスペクション(調査)の依頼
既に家をお持ちの方もこれからご購入される方も、現在の家がどんな状態なのかを確認する必要があります。現在私たちはホームインスペクターとして、不動産会社からも依頼されております。インスぺクションのみのご依頼も承ります。(その際は費用が発生いたします。)
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建築費用の試算
お客様のご要望を確認した上で、建築費用の試算をします。
それによって、いくらの中古物件までなら購入ができるのかを一緒に考えます。
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ローン審査
リノベーションを前提でご購入される場合は、住宅ローンもリノベーション目的で借入れることが可能です。
その際、中古物件の価格に加え、リノベーション費用も加えてローンを組む必要があります。
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プランニング
予算が決まれば次はプランニングです。どんな家にしたいかをたくさんお聞かせください!この時点ではやりたい事は全ておっしゃってください。「暖炉のある家にしたいな。」「ホームシアターを設置したいな。」など、本当はやりたいけど言わなかったなんて事がないようにしましょう。
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リノベーション工事開始
ご近所様へこれから工事に入るあいさつ回りを行った後、いよいよ開始です。
建て物を構造体だけにし不要な柱は無くします。そして必要な柱は残し強度の足りない箇所は補強します。
このようにして表面だけでなく家の根本から見直すのがリノベーションです。
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完成・お引渡し
お引渡し前にお客様立会いの上、完成のご確認をしていただきます。
この時点で気になる箇所がございましたらお気軽にご相談ください。
リノベーションで皆さまが心配されていること
「少しくらい高くても新築の方が安心なのでは?」とおっしゃる方もいます。
しかし、「家を建てる上で「安心」とは何でしょうか?」「ハウスメーカーのネームバリュー?」「実績?新しい材料?」当社に相談に来られる方も、リノベーションの魅力は感じつつもどうしても確認しておきたい共通の質問がいくつかございます。その質問に答えさせていただきます。
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築何十年という家の強度は大丈夫なのですか?物理的に木造の建築物の強度は30年・40年で落ちる事はありません。雨漏りにより木が腐ったり、白アリなどによる被害がなければ100年でももちます。 実際当社でリノベーションを行った実績も40年~100年の家までございますが、しっかりとインスぺクションを行い、弱い場所があれば適切に補強を行う事でしっかりと強度を出すことができます。
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保証という部分で保険に入る事などはできるのですか?新築と同様にリノベーションでも※住宅瑕疵担保責任保険に入る事ができます。 ※契約の目的物に瑕疵(欠陥)があった場合に、これを補修したり、瑕疵によって生じた損害を賠償したりする責任のことをいいます。
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リノベーションの場合ローン限度枠はどうなるのですか?フラット35リノベも利用ができますので、ローンは新築と同様に問題ありません。
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どんな方が住んでいたのか知らない家に住むのはちょっと不安不動産屋さんは重要事項説明という義務がありますので、もし問題がある場合は必ず事前に説明をしてくれます。 また家の強度なども不動産屋では分からない事もこれまでの経験により分かる事は多々ありますので、物件購入前にお気軽に一度ご相談ください。
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Q値はどのくらいですか?住宅の仕様によりますが1.66~1.0になります。
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C値はどのくらいですか?新築は0.5以下を基準としておりますが実質0.1~0.2になります。
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UA値はどのくらいですか?新築工事の基本仕様は0.26(断熱等級7・G3)以上をお勧めしておりますが。 フルリノベーションの場合0.46(断熱等級6・G2)を推奨しております、もちろん0.26以上にすることも可能です。
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耐震等級はいくつですか?耐震、制振にはどのような技術が使われていますか?許容応力度計算にて耐震等級3を標準としております。 耐震には開口部以外すべてを構造用合板にて(倍率3.7倍)にて施工しております。
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シロアリ対策はどのようなことをしていますか?土台桧・GLから1000まで合板・土台をホウ酸による防蟻処理 ご要望に応じてアメリカ乾材シロアリ対策として躯体全体ホウ酸処理・セントリコンによるベイト工法に駆除もおこなっております。
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換気システムはどのようなものですか?トイレから排気を行う第三種換気とロフトエアコン・床下エアコンと空気の重さを利用したパッシブ換気(第四種換気)を採用しております。 パッシブ換気は重力換気とも言われ電力を使わず、ダクトも使わない、室内の湿度で換気量を調整するメンテナンスが非常に楽な換気方法です。
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除湿や加湿はどのように行いますか?先述の第四種換気を利用し夏季はロフト上より吸気し除湿した空気を室内へ送りユニットバス換気扇より排気します。 冬季は1F床したエアコン上部より外気を吸気し室内へ温めた空気を送ります。 また、冬季は洗濯物の部屋干しや入浴が終わった後浴室のドアを開放し湿度を家全体に送ることもおすすめしております。
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暖房、冷房はどのようなものを何台使用しますか?基本は床下エアコン(冬期)。ロフトエアコン(夏期)の2台です。 40坪程度までは2.2KW(通称6帖用)で全体を快適に保つことが出来ます。 但し吹き抜けの無いプランや個室の多いプランの場合は個別に計画を必要とします。
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窓はどのようなものが標準ですか?(トリプル樹脂サッシなど)APW330(ペア樹脂サッシ)、APW430(トリプル樹脂サッシ)をご提案させていただいております。
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結露しますか?結露計算を行い、壁内にて露点温度には達しない事を計算しております。 サッシは基本的には結露致しませんが外気温と室内の温湿度条件によりガラス面の下部隅角部に結露する場合がございます。
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太陽光パネルはどの程度のものをいくらで設置できますか?屋根の大きさに依りますが、太陽光パネルは6.0kw程度、価格にして約150万円(補助金相当額)にて設置させていただいております。
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家の保証期間は何年ですか?社内で独自の保証制度などは導入しておりませんが、長期優良住宅の定期点検スケージュールに沿い点検を実施させていただきます。 また何かトラブルがあった際にはお伺いさせていただいております。
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光熱費はいくらくらいですか?(年間、またはピーク月)光熱費はソーラーパネルによる創エネと相殺できるよう設計しております(ZEH)
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壁のメンテナンスは何年毎にいくらかかりますか?レンガはメンテナンスフリーです、ガルバリウム鋼板は表面塗装が30年目目安で約100万程度となります。
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屋根のメンテナンスは何年毎にいくらかかりますか?屋根は30年目目安にて50万円程度となります。
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その他の設備などのメンテナンスは何年毎にいくらかかりますか?設備は約10年でメンテナンス・入れ替えが必要になるケースが多いです。 又、30年で雨樋が25万円・目地シーリング打ち替えが20万円・破風・軒天塗装が10万円・開口部のビート・パッキンが10万円・網戸が10万円 クロスの張り替えが30万円・床材の塗装が30万円、タイルの目地補修が6万円、建具点検・金物交換が25万円。 また、外部工事による足場組み立てが50万円程掛かります。
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延べ床面積30坪の総2階建ての家を建てるとすると、基礎工事、付帯工事費、諸経費等含めていくらになりますか?(外構費は除く)新築建築費・約2100万 電気設備工事・約100万 給水設備工事・約140万(給水引込除く・浄化槽設置除く) 住宅設備工事・400万(給湯器、キッチン、ユニットバス、洗面、トイレ) 地盤調査14万 冷暖房・設備工事・約36万(エアコン2台含む) カーテン・ブラインド工事・25万 設計・申請手続き・諸費用・約95万 小計810万 現場管理費・約210万(建築費の約1割) 計税抜3120万円ほどになります。 なお、フルリノベーションの場合、新築工事費の約80%の工事費となります ただし、基礎の補強が必要な場合約200万円程度の費用が追加されます。 ※2022年12月時点での参考価格です