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2017年6月9日金曜日 (メンテナンス)
換気扇のお掃除してますか?

昨日、私の所属しているパッシブ技術研究会(換気の研究会)で

高知工科大学の田島 昌樹准教授により問題定義された、

換気扇の汚れによる換気性能の低下と維持管理について早速、検証してみました。

 

換気扇が汚れている場合と吸気口のフィルターが汚れている場合の換気性能を測定してみました。

まずは1F・2FのWCに設置されたパイプファン、スイッチはなく24時間動きっぱなし、

交換・メンテナンスの時はコンセントを抜く方式。メンテナンスしやすいように低い位置に設置してあります。

 

 

 

換気扇はものすごく汚れます、それを嫌って我が家では換気扇表面に不織布をくっつけています。
ごらんの通り2ヶ月程度で室内のほこりがびっちりです。しかし換気扇のファンは元気よく回っています!

 

 

 

まずは汚れたフィルターの場合の換気量を測定します風速は秒速0.8mですね。

 

汚れたフィルターを外してみました、すると風速は2.1mと2.6倍もあったのです、つまり設計風量の38%の換気能力しか発揮していなかったことが解ります。

 

そして再度、新しいフィルターを取り付けました、風速2.0mですからほぼ計画通りの状況です。

 

 

一般的には排気側にこのようなフィルターは取り付けないと思いますが、

グリルやプロペラにはかなりの埃が付着して効率を下げます。

その場合掃除機にて出来るだけ埃を取ることが必要かと思います。

 


掃除の時、プロペラの外側に網が張っていないことを確認してください、

それは防虫網と言って、吸気に使った場合虫が入らないように張ってあるので、

もし張ってあるとすでに埃はびっしりと詰まって、機能を果たさない状況かと思います。

その場合は面倒な作業ですがペンチなどで取り除くしか方法はありません。

 

 

 

続いて、吸気口

現在市販の不織布を4枚重ねで使用中、その状態で吸気の風量を測ると風速0m手を当てると空気が入っているのは解るが測定器のプロペラを回すほどの風速ではないって事です。4枚重ねじゃダメダメです。

 

 

 

ちなみにフィルターを外してみると風速0.7m

 

 

そこで、フィルターを1枚にしてみました。無いわけにはいかないのでこれでヨシ!

 

 

何事も感覚だけではだめですね、測定器で数値を目で見て判断することの大切さを実感しました。

 

 

それにしても昨日、田島先生が言われた言葉、

換気装置は誰も掃除をしない、だから複雑な機械換気を使ってはいけない

出来るだけ単純な(シンプルな)方法が良い。また5アクション以内でメンテナンスできるような設置方法がいい、

という言葉はその通りだと思います。

 

また、花粉・黄砂・PM2.5については、花粉や黄砂は比較的粒子が大きいので吸気されても空気中に舞うことなく床に落ちる、但しPM2.5は空気中に留まるので、空気清浄機による対策が必要。

 

2エアー2モーターの熱交換換気扇がフィルターの目詰まりを起こすときちんと作動せず、排気が出来なくなると吸気側から排気するような可笑しな事になってしまい、花粉や埃を舞散らかしてしまう、フィルターのメンテナンスがキチンとされていることが大条件なのですとの事でした。

 

また換気扇の構造上、第3種換気システムを採用するなら壁付けのパイプファンよりシロッコファンを使ったダクト式がお勧め、特に比消費電力0.1を切るようなDCファンを使うのがよい、なぜなら風量があるので埃もしっかり吹き飛ばす力がありますよとのことでした。

 

現在使っているパイプファンの比消費電力が0.03という驚異的な効率なのだが、再度検討してみることにします。

 

 

換気の事。

 

24時間換気扇ありますか、14年前に施行された法律でそれ以降の住宅には、必ず止めちゃいけない換気扇と吸気口が設置してあるはずです。

 

その換気扇と吸気口、掃除したことありますか、いつ掃除しました?

 

特に10年以内に新築された断熱性・気密性の高い住宅は空気の流れを計算して適切な新鮮空気と汚れた空気が入れ替わるように計画されています。

 

そこで、換気扇の掃除や吸気口のフィルターの掃除がされていないと計画通りの換気がされず、化学物質やCO2の残留により健康を害したり、室内の匂いがこもったり、結露が発生したりするようになります。

 

ひょっとしたらと思ったら、換気扇と吸気口を確認してください。

 

その前に、換気扇が回っていれば換気してると思っちゃだめですよ、換気とは外部から新鮮な空気を取り入れて換気扇で排出して初めて換気していることになります。

 

お部屋も・台所も・浴室も換気するときは外からの空気を取り入れるようにしなくてはいけません。(2種換気方式は除く)

 



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